男性の髪型は左右どちらに分けるかで印象が変わります。
一般的に、男性の髪型は左分けが好印象といわれています。左分けとは何かとその理由について述べていきたいと思います。
髪型の左分けとは?
髪型の左分けとは、自分から見て左目の上で前髪を分ける髪型のことです。
上の画像が左分けになります。あなた自身の場合、あなたの左目の上で分ける分け方です。
左分けの作りかた
髪型の左分けを作るには、以下の手順で行います。
- 前髪を左右に分け、右側の前髪を耳にかけておく。
- 左側の前髪を中央に寄せて、分け目をつくる。
- 分け目を整えて、ヘアピンで固定する。
髪の毛が長い場合は、ワックスやジェルを使って、前髪を流すように整えると、より自然な仕上がりになります。
男性の髪型は左分けが良い理由
男性の髪型は左分けが良い理由は以下の2つがあります。
- 顔の左右非対称を補える
- 優しく知的な印象を与える
人の顔は左右非対称で、右目の位置が左目の位置よりも高くなっている場合が多く、右分けにすると右目の位置が高いため、顔のバランスが悪く見えてしまいます。
一方、左分けにすると顔のバランスが整って見えます。
また、左分けは優しく知的な印象を与えると言われています。
その理由は、左側の顔を出すことで、素直で本音をさらけ出してくれるイメージになるからです。
では何故、左側の顔が本音をさらけ出すのか、その理由は人間の脳の仕組みにあります。
私たちの脳は、左右に右脳と左脳に分かれており、それぞれに異なる働きをしています。
そして特徴的なのが、右脳と左脳の情報は交差して私たちの体に表れることです。
左脳で処理された情報は左脳と右脳の間にある脳梁(のうりょう)という神経線で左脳に送られ、右脳で処理されます。
反対に左脳で処理された情報は、脳梁を通って右脳に送られ、右脳で処理されます。
左脳は、言語、論理、計算、分析などの働きを司ります。具体的には、以下のことに関与しています。
- 言語の理解と生成
- 論理的な思考
- 計算
- 分析
- 記憶
- 計画
- 判断
- 決定
右脳は、空間認知、イメージ、音楽、芸術などの働きを司ります。具体的には、以下のことに関与しています。
- 空間認知
- イメージ
- 音楽
- 芸術
- 直感
- 創造性
- 感情
感情をつかさどる右脳の情報は交差して顔の左側に表出するため、顔の左側はその人の本音を表しています。
余談ですが、表情と感情の関係を研究したことで有名なアメリカの心理学者ポール・エクマンによると、本当の感情が表れた表情は左右対称になり、演じられた嘘の表情は左右非対称になることがわかったそうです。
相手の本音を見抜きたいなら、相手の顔の左側(向かって見れば、あなたの右手側)を見れば良いのです。
相手のウソを見抜きたいなら、相手の顔の右側を見れば良いという事になります。ウソが混ざっている時は、左右非対称の表情になるため、そこを観察してみましょう。
右脳と左脳は、それぞれが独立して働いているわけではなく、相互に影響を与えながら働いていて、例えるなら、車の車輪のようなものです。
車の車輪は連結していて、右の車輪が動けば左の車輪が一緒に動きます。そのようなイメージです。
右分けにもメリットはあります。右分けは、アクティブで爽やかな印象を与えると言われています。
そのため、スポーツマンや爽やか系の男性におすすめです。
歴代のアメリカ大統領は左分けが多い。
歴代のアメリカ大統領は髪型の左分けが多いといわれています。
2023年9月1日現在、アメリカの歴代大統領は46人います。
そのうち、左分けの大統領は39人で、右分けの大統領は7人です。
左分けの大統領の代表としては、ジョー・バイデン大統領、バラク・オバマ大統領、ジョージ・W・ブッシュ大統領、ビル・クリントン大統領、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領などが挙げられます。
右分けの大統領の代表としては、ドナルド・トランプ大統領、ドナルド・レーガン大統領、ジミー・カーター大統領、リンドン・ジョンソン大統領、リチャード・ニクソン大統領などが挙げられます。
このように、歴代のアメリカ大統領の約80%が左分けということになります。
歴代のアメリカ大統領は、髪型の左分けが、リーダーとしてふさわしい印象を与えると考えているのかもしれません。
まとめ
分け目を変えると、印象が大きく変わることがあります。そのため、気分転換やイメージチェンジをしたいときにも、分け目を変えてみるのもおすすめです。
最終的には、自分の顔の形やなりたい印象に合わせて、分け目を選ぶのがよいでしょう。