私がカラダのために毎日摂取しているモノの中に『MCTオイル』があります。
では、MCTオイルを摂取するメリットは何なのか?デメリットはないのか?お伝えしていきたいと思います。
MCTオイルとは
MCTオイルとは、ココナッツやパーム油れる中鎖脂肪酸の一種です。
中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸に比べて体内での消化吸収が速く、エネルギー源としてすぐに利用されます。
この、「体内での消化吸収が速く、エネルギー源としてすぐに利用される」点がポイント。
また、中鎖脂肪酸には、脂肪燃焼や腸内環境の改善などの効果が期待されるので、「ダイエット」や「便秘改善」を望んでいる方にはおすすめです。
MCTオイルの健康効果
MCTオイルには、次の健康効果が期待されています。
- 【脂肪燃焼】 MCTオイルは、中鎖脂肪酸で、体内で素早くエネルギーに変換されます。そのため、脂肪燃焼を促進し、減量に効果的です。
- 【腸内環境の改善】 MCTオイルは、腸内細菌のバランスを整える効果があります。腸内細菌は、健康維持に重要な役割を果たしています。腸内環境を整えることで、免疫力や代謝を向上させ、健康的な体作りに役立ちます。
- 【認知症の予防】 MCTオイルは、脳のエネルギー代謝を改善し、認知症の予防に効果的です。MCTオイルは、脳の神経細胞を保護し、神経細胞の機能を維持する効果があります。
- 【抗菌作用】 MCTオイルには、抗菌作用があります。MCTオイルは、細菌やウイルスの増殖を抑制し、感染症の予防に効果的です。
- 【抗炎症作用】 MCTオイルには、抗炎症作用があります。MCTオイルは、炎症を抑制し、痛みや腫れを緩和する効果があります。
ここに引用した研究の参照情報があります。
- 減量: 2010年の研究では、MCTオイルを摂取した人は、長鎖脂肪酸を摂取した人よりも体重減少と体脂肪減少が多いことがわかりました。[1]
- 認知機能: 2014年の研究では、MCTオイルを摂取した人は、長鎖脂肪酸を摂取した人よりも記憶力と反応時間が向上することがわかりました。[2]
- エネルギーレベル: 2015年の研究では、MCTオイルを摂取した人は、長鎖脂肪酸を摂取した人よりも疲労が軽減され、持久力が向上することがわかりました。[3]
[1] アルファカプロン酸(C8)とココナッツオイルの混合物は、長鎖トリグリセリドに比べて体重減少と体脂肪減少に優れています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21248254/
[2] 中鎖脂肪酸(MCT)は、長鎖トリグリセリド(LCT)に比べて認知機能を向上させます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24985423/
[3] 中鎖脂肪酸(MCT)オイルは、脂質代謝と運動能力を改善する可能性があります。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25515359/
MTCオイルの美容効果
MTCオイルには、健康効果の他に美容効果もあるとされています。
主な美容効果は以下の通り。
- 【肌の保湿・乾燥対策】MCTオイルは、肌に浸透しやすい性質があり、角質層のバリア機能を強化し、水分蒸発を防ぐことで、乾燥を防ぎます。また、皮膚の柔軟性を保ち、シワやたるみを予防する効果も期待できます。
- 【ニキビ予防・改善】MCTオイルは、抗菌作用があり、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑制します。また、皮脂の分泌を調整し、毛穴詰まりを解消することで、ニキビの予防・改善に効果があります。
- 【アンチエイジング】MCTオイルは、抗酸化作用があり、活性酸素による細胞のダメージを防ぎ、老化を抑制します。また、シミやシワ、くすみの原因となるメラニンの生成を抑制する効果も期待できます。
- 【髪ツヤ・頭皮ケア】MCTオイルは、髪に浸透し、ダメージを受けた髪を補修し、ツヤを与えます。また、頭皮の皮脂分泌を調整し、フケやかゆみなどの頭皮トラブルを予防する効果も期待できます。
使用方法
食品に混ぜたり、肌や髪へ直接含ませる方法があります。
ただし、市販のMTCオイルの多くは食品用なので、肌や髪に直接使用する場合は、スキンケア用やヘアケア用のMTCオイルを使用しましょう。
スキンケア用のMTCオイルを使用する際の注意点
- 肌に合わない場合は、使用を中止してください。事前のパッチテストをおすすめします。
MCTオイルの摂取方法
MCTオイルは、サプリメントや料理に入れて摂取することができます。
サプリメントは、1日1〜2杯程度が目安です。
料理に入れる場合は、1回に小さじ1〜2杯程度が目安です。
ただし、加熱に弱く、加熱するとMCTオイルは分解しカラダに良い成分が消失し、煙が出て嫌な臭いがします。
MCTオイルの発煙点は、約140℃です。この温度を超えると、MCTオイルは分解されてしまいます。
そのため、MCTオイルは、加熱調理には適していません。サラダドレッシングやコーヒー、ヨーグルトなどに混ぜて、生で摂取するのがおすすめです。
我が家では主に、ドレッシングやソースに混ぜたり、コーヒーやスープに混ぜ入れてます。
MCTオイルの注意点
MCTオイルの摂取量には注意が必要です。
1日あたりの摂取量は、20〜30ml程度が目安です。
MCTオイルは、ほとんどの人にとって安全な食品ですが、一部の人には次の副作用が出る可能性があります。
- 下痢
- 腹痛
- 吐き気
これらの副作用が出る場合は、摂取量を減らすか、摂取を中止してください。
このような注意点については、MCTオイルに限ったことではありませんね。
何でも摂り過ぎには注意。
まとめ
MCTオイルは、美容と健康に効果的な中鎖脂肪酸で、料理やサプリメントに入れて、手軽に摂取できる、カラダによい食品です。
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