この夏、三年ぶりに故郷に帰ってきた。 鹿児島空港からプロペラ機で奄美大島へ向かう途中、機内から見える青い空と海、久々に見る奄美の風景は「息を呑む美しさ」だった。 親しい人へ送信した画像に思わず「加工なし」と添えてしまったほど。 空港に到着すると容赦ない日差しが一気に襲ってくる。 夏は大好きだが、奄美の夏の日差しは耐え難い。少し動いただけで滝汗が止まらなくなる。 我が故郷ながら住むにはちょっとしんどい。 そして、タイトルにも書いた通り、実家もないのだ。 正確には、実家はリノベーションされ古民家宿になっている ...